人生歩んでいると、ある時辛くて前に進めなくなったり、
進みたくなくなったり、、、、
本当に人生いろいろですよね。
周りの人たちがとっても幸せそうに見えて自分だけが不幸のような、そんな錯覚に陥る時だってあります。
人生に立ち止まっている時というのは、
”同じループ”から抜け出せていない時です。
いままではそれで通用していたものが今度はそれだと通用しなくなる。
物事の捉え方や価値観を変えたり、
今までだったら絶対に選ばなかった道を選択することで、
前に進めるようになります。
でも今まで慣れ親しんだものからいきなり変えようと思っても勇気がいりますし、なかなかハードルが高いですよね。
また以前の私のように、何を変えていいかさえ分からずにこんがらがっている人もいます。
感情の解放は繰り返すループから抜け出すためのワーク
繰り返されるループから抜け出すために、感情の解放ワークが役に立ちます。
さて、どんなループがあるのでしょうか?
まずはループのパターンから見ていきましょう。
ループの中にいる人のパターン5つ
大きく分けて5つのパターンがあります。
- 〇〇恐怖症を持っている人
- 同じパターンで失敗し続ける人
- 苦手な人がいる人
- 強いこだわりがある人
- 感情を取り乱すほどの出来事を経験した人
パターンは様々ありますが、すべてにおいて共通していることは
繰り返し、目の前に課題として現れるということです。
それは課題をクリアするまで続くようです。
一つずつ見てみましょう。
〇〇恐怖症を持っている人
なにかに対して怖いと感じる人がいます。
- 人と接することが怖い(対人恐怖症)
- 海や川を見たり入ったりすることが怖い(水恐怖症)
- 高いところが怖い(高所恐怖症)
- エレベーターや狭い部屋に入ることが怖い(閉所恐怖症)
- 爪楊枝やコンパスの針が怖い(先端恐怖症)
- 暗闇が怖い(暗所恐怖症)
- 男性が怖い(男性恐怖症)
- 失敗することが怖い(失敗恐怖症)
などなど。
同じパターンで失敗し続ける人
まさにループの中にはまっています。
- 試験に失敗し続ける
- 付き合う人がいつもダメ男
- 転職した先々でいつもパワハラに合う
- 人付き合いがうまくいかない
- ダイエットがうまくいかない
- ネガティブ思考が直らない
などなど。
苦手な人がいる
無意識にストレスを感じている人がいます。
- 友人
- 職場の同僚
- お母さん
- お父さん
- 祖母
- 祖父
- お姑さん
- お舅さん
- 子供
思い浮かべてみて心がざわざわする人はいるでしょうか。
強いこだわりがある人
- 部屋が綺麗じゃないと気が済まない
- ドアに鍵をかけたか不安になる
- 自分のルールを相手に求めてしまう
- 執着心が強い
- 意見を曲げることに抵抗がある
もしかしたら自分を縛っているのかもしれません。
感情を取り乱すほどの出来事を経験した人
- 怒り
- 不安
- 恐怖
- 悲しみ
- 憎しみ
- 寂しい
- 悔しい
など。
気持ちが抑えられなくなってしまったことがある人。
5パターンの奥にはまがい物の勝ちパターン
人生の5つのパターンがつくられた根っこのところを見ていくともう少し単純なパターンが見えてきます。
そのパターンを”まがい物の勝ちパターン”と呼んでいます。
人には誰にでもこのパターンがあり、生きていく上で無意識に行動しているパターンになります。
このまがい物のパターンが出来上がった時期というのは幼少期の頃のようです。
幼少期の頃に自らつくった意図としては、
- 親からの愛が欲しい
- 注目して欲しい
- 認めて欲しい
- 言うことを聞いて欲しい
などがあります。
まがい物の勝ちパターンがつくられた背景
このパターンがつくられた幼少期の頃にはどんなことがあったのでしょうか。
子供の頃はまだ一人では生きていけなく、保護を必要としていますよね。
そんな中、親から失望されたり見放されたりすることは子供にとって死活問題になります。
子供にとって親から愛されていると感じられることは生きることへの希望であり、
愛されていないと感じることは、絶望を意味します。
親が喜べば子供は安心を得ることができ、もっと親の期待に応えようとします。
親からの愛を手に入れるためにこのパターンはつくられていきます。
まがい物の勝ちパターンの具体例
人にはこのパターンが3つあります。
具体的にはどんなパターンがあるのでしょうか。
- 良い子で居続ける
- 嘘をつき続ける
- 嫌なことをし続ける
- 真面目で居続ける
- 見ないふりをし続ける
- 我慢し続ける
- 傷ついてみせる
- 弱ってみせる
- 癇癪を起こしてみせる
などなど。
お母さんやお父さんに好きでいて欲しいから良い子で居続けたり、
理不尽に責められたり、怒られたりしたくないから嘘をついたり、
求められる事をしなければ自分に価値がないと思ったり、
自分に無関心だとわかると問題行動を起こして注目して欲しかったり、、、、
子供はなにかの行動を起こして親が自分を見てくれるとわかると同じ行動を起こすようになります。
それが自分自身がやりたいことではなくても”愛されたい”を優先していきます。
そんな小さな心の中には様々な感情を押し殺してきた過去があります。
まがい物の勝ちパターンは人間関係を難しくさせる
親からの愛を手に入れるという目的のためにつくられたパターンは大人になった今でも自らの人格の一部として反応していきます。
はじめは親に向けられたものだったそのパターンは成長していくにつれ友達や仕事先の人間関係、パートナー、お子さんに向けられます。
このパターンは大人になってからの人間関係ではうまく機能しないことがあります。
また自分だけではなく相手もこのパターンの中で行動しているとお互いのパターンがぶつかり合うようになります。
そうなるとお互いが相手に注目して欲しいや認めて欲しい、言うことを聞いて欲しいといった気持ちをぶつけ合い続けることになります。
こうなっては愛に伴う関係ではなくなっていきます。
まがい物の勝ちパターンは自分を傷つける
まがい物の勝ちパターンを繰り返し続けていくことは”親から愛されているか”を優先することと同時に自分自身に誠意のない態度が続いていくことにもなります。
そのパターンの中にある行動は本当に自分自身が行いたいことではないことがほとんどだからです。
誠意のない態度をとるということは自分自身を裏切っていることにも繋がります。
裏切りは少しずつ自分を傷つけていき自らの自信をなくします。
自分の気持ちに正直に生きることが自らの価値を認め、自分自身の中にある愛を育てていけるのです。
まがい物の勝ちパターンは生きるために必要なパターン
ここまでまがいものの勝ちパターンについて書いていきましたが、このパターンは何も悪いものでは決してありません。
むしろこのパターンは今までの人生を生きるために必要なパターンのようです。
言い方を変えるならば、
このパターンがあることで今まで生きて来られた、とっても大切で感謝すべきものになります。
悪いと思わず、受け入れてあげることが大切です。
ただループを抜け出すためには、このパターンを手放すことが必要です。
パターンを手放し、今までだったら選ぶことのない選択肢を選んでいく必要が出てきます。
まがい物の勝ちパターンを本物の勝ちパターンへ
まがい物の勝ちパターンをを手放し本物の勝ちパターンを手に入れるためには、まがい物の勝ちパターンをつくりだした頃の自分自身を癒やす必要があります。
まがい物の勝ちパターンが出来た時期というのは幼少期の頃が多いとお伝えしました。
小さい頃の私達はどんな感情を抱えているのでしょうか。
- どうして愛してくれないの?
- どうして私を見てくれないの?
- どうして好きなことをさせてくれないの?
- どうして褒めてくれないの?
- どうして怒るの?
など。
幼少期の私達の心はまだ成熟していなく、とても繊細なため、何かのきっかけで受けたトラウマは過去の傷として心に刻まれます。
このような気持ちを幼少期の自分は今もなお抱えてくれています。
感情の解放の目的は自分自身を癒すこと
感情の解放は幼少期に刻まれた心のトラウマを癒やし、解放していくワークです。
感情の解放ワークをはじめると自分自身でも気づいていなかった感情たちが湧き上がります。
場合によってはその時の情景が浮かんできてその時の感情を客観的に見ていくことが出来ます。
今まで抱えていた感情を見つけ出し、感謝し、手放すことによって過去の自分が癒えていきます。
そうすることで自分の本当の気持ちが見えたり、
相手の気持ちを理解することができたり、
俯瞰して物事が見えたり、
不安や恐怖などの感情が和らぎ自信を取り戻せたりします。
人生に立ち止まったり、なかなか前に進めないと感じた時は自分自身と向き合い、心を癒してあげると思ってもみないところから好転しはじめたりします。